中村みちる

講師紹介 中村みちる

担当教科:作曲・ソルフェージュ

PROFILE & MESSAGE

プロフィール

1998年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院音楽研究科作曲専攻修士課程修了。これまでに作曲及び作曲理論を松本憲治、今村央子、渡辺俊哉、望月京の各氏に師事。第38回現音作曲新人賞入選。クマ財団第7期クリエイター奨学生。近年は、日本語の発話や会話で生じる、音声学的に興味深い事象を取り上げたり、演奏家同士のコミュニケーションや身体性を引き出すための音楽的な仕掛けを模索している。また、アートプロジェクト等の活動に参加し、様々なジャンルの表現者と横断的に交流するなかで、新しい表現の可能性を探求している。

メッセージ

どうしてこの曲は魅力的なんだろう?なんでこの曲を聞くと、楽しくなったり、儚くなったり、感情を揺さぶられるんだろう?その理由を読み解くための大きな手がかりとなるのが、ソルフェージュや和声といった、体系的な理論です。私が10代の時、音楽を自分の生業にしようと決意したのは、まさに藝大受験準備で和声漬けの渦中のことでした。音楽性と理論の相関を目の当たりにした衝撃は大きかったし、それらが、私の人生ではとても網羅できないほどの、広い世界を持っていることに気づいたからです。より多くの人に、その壮絶な深淵を覗き込んでほしくて、ここで教鞭をとっています。音大受験という挑戦は、音楽の本質に触れるとてもいい機会です。そのためなら、私にできることは何でもお手伝いしたいと思っています。

お問い合わせ

音楽自由人。もっとイキイキとクラシック。