金田 望

活躍している先輩の声 金田 望 出身大学:国立音楽大学音楽学部音楽文化デザイン学科 電子オルガン専攻から作曲専攻へ

プロフィール

作曲家/音楽家。音の遠近や濃淡といった空間的な知覚をテーマに創作活動を行う。
新潟県新潟市出身。国立音楽大学音楽学部音楽文化デザイン学科創作専修(作曲)卒業。同大学院修士課程、同大学院博士後期課程修了。学部卒業時に有馬賞、修士課程修了時に最優秀賞を受賞。武満徹に関する研究で博士号を取得。第10回JFC賞作曲コンクール入選(2019)。第1回松村賞受賞(2020)。
作曲を川島素晴、故・藤井喬梓、丸山和範、作曲理論を小河原美子、ピアノを井上郷子、高木麻衣子、音楽学を白石美雪、友利修の各氏に師事。
作品は宮田まゆみ氏、アンサンブルプラティプス、The Shakuhachi 5などの著名な個人、団体により国内をはじめアジアや欧州各地で演奏されている。
現在、国立音楽大学助教、桐朋学園大学音楽学部、桐朋学園大学附属子供のための音楽教室非常勤講師。
HP:https://nozomukaneda.studio.site/1
sound cloud:https://soundcloud.com/nozomu-kaneda
youtube:https://www.youtube.com/@nozomukaneda7522

音大受験を決めた頃の思い出はありますか?

音大に進学したいと思ったのは、恐らく小学生の低学年頃だったかと思います。実は音大を目指すきっかけについては全く記憶がなく、いつの間にか目指していたというのが本音です(笑)。恐らく、母親が芸事をやっていたせいか「やるなら極める」という方針で育てられたからかもしれません…。
小さい頃から電子オルガンをやっており、受験はそのまま電子オルガン専攻で準備を進めていました。しかしながら、中学、高校と音楽以上に部活動(陸上競技)にのめり込んでしまい、最初の受験は準備不足のため失敗してしまいました。これを機に、思い切って元々興味があった作曲の方へ進路を変更しました。

東京ミューズ・アカデミーにまつわるエピソードを教えてください

地元で受験準備を進めていた時は、周りに音大を目指す人はおらず、常に心細い気持ちでいましたが、ミューズでは、同じ目標に向かって進む仲間に出会うことができました。特に本科の同期とは、授業後に食事や買い物に行ったり、時には誰かの家に集まって朝まで話していたりと、授業以外でも多くの時間を共にしました。私にとっては、仲間たちと音楽以外の時間も共有できたことがリラックスとなり、受験の最後まで全力で走り抜けることができました。現在、同期の仲間たちとは、SNSで活躍を拝見するばかりですが、ほぼ全員が第一線で音楽を続けており、常に刺激をもらえる存在になっています。

現在の活動状況を教えてください

現在は作編曲家として活動しながら、国立音楽大学、桐朋学園大学にて後進の育成に努めています。また、音楽学の研究者として近年は「空間性」や「声」をテーマに研究・調査を行なっています。

お問い合わせ

音楽自由人。もっとイキイキとクラシック。